第2回ミライズEssay  起業家としての思い

起業を考えている方へ ~起業への思い~

著:ミライズIMIZU協議会副代表 株式会社プロデュース 代表取締役 新川 篤志

 

1人の起業家として思う『起業に大切な事』とは

起業をするときに一番大切なことは「自分の思い」です。

どんな思いで、何をしたいのか、どうなればいいのか

自らの思いを明確に描き、誰が見ても理解してもらえるようにする事です。

経営者は孤独と言われますが、決してそんなことはありません。

自分の思い(理念)を行動することで共感や理解をしてくれる仲間が増えていきます。

思いがブレることなく、継続することが出来るかどうかが大事な事であり、

永く続けることが出来るかどうかの鍵になります。

 

成功することは難しくはない

誰もが成功したいと起業します。

成功するために必要な事は、成功値(目標)を明確にすることです。

どこがゴールかを決めてからスタートし、現状はどうなのかを確認しながら進めていく事が重要です。

自分がこうやりたいという気持ちも大事ですが、それよりも世の中で必要とされていること、顧客が必要としていることを

把握することと、その必要とされている事を提供できれば販売などの売り上げに繋がります。

 

起業とは

社会における存在価値を高め、世の中と顧客のお役に立つこと

一緒に働く仲間や、支援・応援してくださる方の幸せを創ること

 

これから起業される方においても私も必要としていただけるように努めて参ります。

起業して明るい未来を共に創っていきましょう!

 

決して平坦だけではない起業という道

私が起業したのは今から17年前となる2003年、当時31歳の頃でした。

それまでは建築業の経験しかないにも関わらず、創業したら建築に拘わらず

何でもやってみたい、いろんな事を多くの人に提案してみたいとの思いがあり

社名を「プロデュース」としました。

自らも予想はしていましたが、創業当時は当然ながら知名度も実績もなく、

お客様が来店されることも無く、お話はできても「何の会社?」「何をやっているの?」

「大丈夫なの?」と信用もなく、むしろ怪しい会社と思われていることを感じる日々でした。

もうちょっと分かりやすい社名にしておけばと思うこともありました。

しかしながら思いを込めて付けた社名、この社名がピッタリだと多くの方に感じて頂けるように日々営業活動を続け

創業4年目に現在の社屋に引っ越しした頃から地元地域において社名も徐々に浸透していき、

それと共に、仕事も社員も増えていきました。

創業当初、私を含めて3名でスタートした会社は、今では総勢19名の社員が在籍し、建築業のみならずインテリアショップ、

飲食店、旅館業などジャンルにとらわれることなく社名の「プロデュース」らしく様々な事業を展開するまでになりました。

創業から今日までは決して順調なみちのりではありませんでした。

経営は自分が描いた通りには行かず、自分の未熟さを痛感することも多く、そのたびに成功者と言われる方の話を聞きに

行ったり、セミナーを受けたり、本を読んだりと勉強しては実践の毎日が続きました。

また、リーマンショックや東日本大震災での日本全体が不況な時もありました。そして現在はコロナウイルスの影響を

受けつつも試行錯誤しながら経営を続けています。

 

経営とは辛い時もありますが、それ以上に楽しいこと嬉しいことがある

現在は、志と経営理念に共感してくれる社員と共に成長していることを日々感じながら、毎日が新たなるチャレンジです。

時代に合わせて、必要とされることを行っていく。

お客様と地域に必要とされる企業を目指してこの挑戦は続きていきます。